プロレスリング・ノアの大会の観戦記を度々書いているが、先日の4.28武道館大会はケーブルテレビで放送している『G+』の生放送で観戦した。リアルタイム、ノーカットで見られるのでなかなかいい。そんなわけで4試合ほどの感想を。
丸藤・マルビン・一平 vs CIMA・横須賀・ドラゴンキッド

ドラゴンゲート勢とノア勢は相性がいいのか、試合が盛り上がる。ドラゴンゲート勢は流石のチームワークで、見た事もない連携技がどんどんでてくる。1人新人の太田一平がどうなるかと思ったが、なかなかどうして存在感を発揮した。(CIMAがしきりにいじったからかもしれないが)高速エアプレンスピンは代名詞となるか。最後は横須賀がダブルアーム式の”無限”という技で太田をピン。そして最後はCIMAのマイク。丸藤との関係はどうなるか。

高岩 vs ムシキング・テリー (GHCジュニア戦)

高岩のパワーにどう挑むかが注目されるところだが、終始パワーに押されていた感じ。ところどころ切り替えすのだが、どうにも自分の流れに持っていけない。高岩も雪崩式の技などで追い込むのだが、テリーも脅威の粘りを見せ、最後はミストクラッシュの連続でなんとかピン。ベルトをものにはしたものの、試合内容に納得できずインタビューにも答えず。

秋山・力皇 vs 高山・杉浦 (GHCタッグ戦)

実力のある4人の戦い。それぞれが説得力のある技を持っている。試合の方も個性を存分に発揮した戦いとなり27分という試合時間も短く感じられた。特に杉浦が小さい体にもかかわらず他に負けないファイトを繰り広げていたのがすごい。今回のMVPだ。誰が決めてもおかしくないような状況の中、最後は力皇が無双で杉浦をピン。

三沢 vs 佐野 (GHCヘビー戦)

予想通り三沢のエルボーと佐野のローリングソバットの打ち合いとなる。ソバットは大抵モーションが大きいのでよけられやすいが、佐野のそれはすばやく的確に決まるところがすごい。前半からソバット、フットスタンプ、後半にノーザンライトの連発で結構追い込むが、そこは三沢の驚異的な粘りで決めることができない。エメラルドフロウジョンの連発から、最後は肩口に抱え上げたところからの変形のエメラルドフロウジョンで三沢の勝利。まだまだ健在なところを見せたが、お互い若くないのでギリギリの攻防、みたいなところまで持っていけないところがつらい。


ということで、カードを見た時はちょっと物足りないような気がしたが、やはりノアの武道館は外さない。