先週のニュースより

長寿番付を廃止 非公表希望増え、今年から (2006/09/13 asahi.com)
 厚生労働省は、「敬老の日」を前に毎年行ってきた高齢者名簿(長寿番付)の公表を、今年から取りやめることを決めた。個人情報保護意識の高まりなどから非公表を希望する人が増えているため、としている。

 同省は都道府県を通じて全国の長寿者の情報を集め、上位100人の氏名、性別、年齢、生年月日、住んでいる市町村を公表してきたが、01年から非公表を希望する人が出始め、昨年は100人中14人の情報を伏せた。


個人情報保護意識の高まりが意外なところにもあらわれたといった感じ。”ご長寿”というとどうしてもおめでたい事だとばかり考えてしまうが、自分のあずかり知らぬところで自分の名前が好評されている気持ち悪さは、見知らぬ会社からダイレクトメールが送られてくる気持ち悪さとそうそう変わらないかもしれない。

それがまた順位付けされているところも輪をかけている。日本人はランキングが大好きだと思うが、並べられる側はたまらない。

とはいうものの、個人名がどんどん表に出なくなっていく世の中は少しさびしい気もする。「やりました!オリンピック柔道男子60Kg級、日本金メダル!獲得したのは匿名希望のAさん!」、、で映像にはモザイク。そんな時代が、、、、それはないか。