今週のブラック・ジャック。
「生命の尊厳」(原題:「99.9%の水」「二人目がいた」)

とうとう最終回です。かなり詰め込まれた感はありますが仕方ないでしょうな。

もろもろ感想を。

・原題はもはや関係ありませんね。ちなみに「99.9%の水」の掲載時のタイトルは「限りなく透明に近い水」。当時はやった小説のパクリなので改めたのでしょうね。
・クーマ博士、黒ヒョウに襲われたけどもう元気なんですね。
・生きていられるのは21時間。普通はこれで緊迫感を出すんですが、あまりに駆け足だったので効果は薄かったですね。あっという間に数分前になっちゃうし。
・蓮花の執念がすごいです。原作では描かれていなかった”前妻の顔にされてしまった恨み”がここまで掘り下げられるとは。
・全満徳に言った「あんたと同じさ。挑戦するのは嫌いじゃあない」がカッコよかった。BJって、”じゃない。”ではなくて”じゃあない。” なんですよね。なんかこれがいいんですよ。
・SHのセキュリティシステム怖すぎ。
・蓮花と全満徳が親子で撃ち合っちゃう意味がよくわからなかったです。にしても脳天を打ち抜くとは。まあ、脳天でもないとBJが治しちゃいますからね。
・蓮花を手術するBJ。最後に変身シーン欲しかったですね。
・意識が遠のいたところで紅蜥蜴、キリコ、本間先生、影三みお夫妻の夢を見るBJ。この辺は「人生という名のSL」を彷彿とさせますね。そして来ました!八頭身のピノコ。これがないとねー。
・BOP、新BOPの電気極性が逆、というのはいいアイデアでした。そしてミサイルからも無事逃げられました。
・「本間血清」と名付けられたところは泣けました。
・そして懐かしいTOMのシーンに。岬の家も復活するのでしょうか。
・途中、写楽をさがしちゃいました。
・結局、如月先生は出ませんでしたね。

ということでBJ21も終わり。いろいろと挑戦的なシリーズでしたが個人的には結構評価高いです。原作をうまく膨らませ、巧みにつなぎ合わせて構成していたと思います。まあ、元々このアニメシリーズは原作に忠実なところが原作ファンに受け入れられていたと思うので批判的な意見も当然あるとは思いますけどね。

アニメ放送もひとまず終了。開始当初から毎週毎週感想を書いてきて、このブログのひとつの軸だっただけにちょっと寂しいですね。

手塚眞監督のブログにも思いが語られていました。

Tezka Macoto' 6D -手塚眞ブログ-: 「SEE U BJ」

中に書いてありましたが、

目標だった「『BJ』をファンにとっての名作から、世間一般にとっての名作として認知させる」ことが達成できたので、任務終了という感じ。

は納得です。”今の子供達も大好きなBJ”になった功績は大きいのではないかと思います。

今後は1時間SPとかでじっくりと見せてくれると嬉しいですね。

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