MOTHER3
ひと月前のGWの頃になるが、ゲームボーイアドバンスの『MOTHER3』をやった。

MOTHER1、2と学生の頃にプレイしてファンだったので、3が出ると知った時には嬉しかった。

さてプレイしてみての感想。今までの1、2のイメージの良さはそのままにあり。独特の世界感。ストレスの無いゲームバランス。敵も含めて個性的なキャラクター。そして表示スピードから全て糸井氏が考える絶妙なセリフ回し。一時期、ニンテンドウ64で開発がされ、3Dグラフィックになったようだが、結局GBアドバンスとなり、昔ながらの2次元グラフィックになったことで、今までイメージが壊されなくで返ってよかったのかも、などと思ってみたり。

今までの作品と違うのは、キャッチコピーの「奇妙で、おもしろい。そして、せつない。」にもあるとおり”せつなさ”だ。冒頭に起こる悲劇、そして全編にわたってどことなく感じる”奇妙さ”、そしてエンディングもちょっとせつなさの残るものだった。

「MOTHER」というタイトルながら、実際の家族愛のようなものを直接描いてこなかったが今回はそこをストレートに表現している。特に、父親にいたっては今まで電話の向こうでお決まりのセリフを言うだけの存在だったが、今回は主人公の1人でなんとも悲しみを背負った役割を演じる。糸井氏も気合を入れた脚本なのだろう。

若干話の展開がわかりづらかったところがあるのと、ラストバトル?が今までひと工夫あり感動があったのだが、そこがイマイチだったのが残念だ。

とはいえ十分楽しめるゲームだと思う。2回目をやってみるかどうか?もう少し経ってからやってみよう。